LCD画面は、15型のタッチパネルを採用。
当社従来品と比べ、面積は約2倍、画素数は2.5倍の高画質です。
誤操作防止としてスイッチをくぼませ、周囲をすり鉢状にすることで押しやすくしています。
防排煙設備や消火設備などの端末装置が作動すると、あらかじめ設定した音声メッセージでお知らせします。
など設備ごとにメッセージを設定できます。
種別名称99種類×状態名称43種類の中から組み合わせることができます。
ガイドモードは、主に管理者が日常の火災や設備の作動状況、異常状態を監視するためのモードです。
火災警報や端末装置の作動時には、色面を大きく使うことで視認性を高めました。
日常管理に使用する画面で、必要な情報にすぐアクセスできます。
火災時には警報表示優先となります。
ポイント 1シミュレーションで操作方法を習得
受信機を模擬的に警報発生時と同様の状態にし、管理者に受信機の取り扱いを習得していただくための機能です。
シナリオは「感知器発報」「発信機発報」「ガスもれ発報」「排煙口開放」の4種類。
ポイント 2スイッチの操作状態を一覧で確認
スイッチ注意灯の点滅要因や、遮断スイッチの操作状態を、一覧で確認できます。
ポイント 3最大10,000件の履歴リスト
過去に発生した警報や操作などの状態変化をリスト表示。
最新の情報を最大10,000件まで表示可能です。
ポイント 4管理設備情報の表示
警報表示ではない、業務用ガス遮断弁の閉鎖状態や消火設備の自動/手動状態などの管理設備情報を確認できます。
火災発生時には自動的に警報画面が表示され、必要な情報が確認できて、慌てずに行動できます。
ガイドモードで3種類の警報画面を同時表示できます。
火災警報のみの場合は、火災エリアだけを大きく表示するなど、警報内容によって表示エリアが変わります。
防排煙連動用などの3種感知器(一般型、P-AT型)が発報すると、端末装置エリアに表示され、火災扱いしなくなりました。
発信機が押されると、画面内で「発信機」灯が青色表示し、イラストで発信機が押されたことを表示。一目で発信機が押されたことが分かります。
作業モードは、主に施工や点検を行う作業者が使用するためのモードです。
一覧性と作業性を重視しながら直感的な操作を可能とした画面配置となっています。
広い画面スペースを活用して端末装置の作動状況を確認しながら手動制御をしたり、作動機器の一覧表示を行うことができます。
火災試験や手動制御時などの端末装置を選択する際に、従来の棟階区番やアドレスを数字で入力する方式に加え、棟階区番を選択する方式を追加しました。
棟→階→区→番の順に選択していくことで、データベースに登録されている棟や階だけが絞り込まれて表示されるため、速くて正確な操作が可能です。
種別・棟別・ホスト別の個別遮断だけでなく、表示機の個別遮断も行えるようになりました。
ホスト別遮断では、ディスプレイシステムなどの一括差団の対象外に設定したホスト機器も個別遮断を行えます。
また、広い画面スペースで1画面に表示するスイッチ数を増やし、画面送りの回数を減らしました。
優先度の高い火災・ガスもれ発報、端末装置の作動時でも、端末機器の異常を確認できるようになりました。これにより、主幹線(S±)の断線や制御線の断線、端末機器の未接続状態など、広範囲にわたる異常を一覧でき、故障箇所が特定しやすくなります。
アナログ感知器が「注意」または「火災」発報状態となった時点から約10秒後の3分トレンド画面を、自動的に10報まで保存します。
これにより、火災または非火災時の事後解析に役立てることができます。
プリンタ用紙切れ時は異常警報ではなく、約3秒間のお知らせ音響とインフォメーション表示でお知らせします。
最大アドレスを5100アドレス(20系統)※1 まで拡張したことで、従来は分散型でしか対応できなかった大規模物件についても、集中型で対応できるようになりました。
標準盤は255アドレス(1系統)を最小として255アドレス(1系統)単位で3060アドレス(12系統)まで、特注盤では5100アドレス(20系統)まで対応できます。
[※1] 1~8,10,12系統は標準盤で対応可能。9,11,13~20系統は特注盤で対応。
伝送延長中継器(FRRJ009)と端末増設中継器(FRRJ010)を接続することで、主幹線(S±)の伝送距離を最長2倍まで延長することができます。
●伝送延長中継器で延長した系統にさらに伝送延長中継器を接続することはできません。(分岐配線の場合1系統2台まで接続可能。)
4FPB/16FPB中継器を使用することで、1回線あたりのP-AT感知器接続数を最大30個から60個(進PⅢ感知器のみ接続可能)へ拡大することが出来ます。※3
これにより、多くの現場で回線数を増やさずに一般感知器から自動試験機能付感知器にリニューアルすることができます。
なお、P-AT感知器(自動試験機能付)の最大接続数により終端機器が異なります。
[※3] 30通番設定または60通番設定は中継器単位でデータベース設定が必要です。(初期設定は30通番設定)
60通番に設定した場合は、回線ごとに「終端感知器」または「アドレス付終端器」を選択することができます。
同一中継器で回線ごとに30通番と60通番を混在して選択することはできません。
受信機から最大2個※4 までのガスもれ検知器に電源供給を可能としたことで、ガスもれ検知器電源が不要となります。(3台以上は別途ガスもれ検知器電源が必要です)
[※4] ガスもれ検知器の接続個数は、3~4系統(6AH)、19~20系統の場合は1個しか接続できません。
壁掛型キャビネットの高さ寸法は変えずに、幅を530mmから480mmにスリム化したことで、幅600mmの既設自立型キャビネットに収納でき、既設キャビネットを残したままのリニューアルがしやすくなりました。